このモジュールはエンタープライズ版のライブラリにのみ含まれています。
バーコード拡張モジュールでは、一般に使われているコードはどれでも使用してバーコードを作成することができます。ここでは一次元バーコードについて説明しま す。完成したバーコードはPNG画像,JPEG画像、または高解像度プリンタ印刷用のPostscriptファイルとして生成されます。
バーコード拡張モジュールは大規模なデータ検証を可能にし、作成されたバーコードは公式な適用企画に確実に対応しています。
欧州でほとんどサポートされていないCODE11を除き、JpGraphが作成するすべてのバーコードはMetrologic CCD-47スキャナによる広範な検証を経てきています。
バーコードを作成するには「jpgraph_barcode.php」モジュールを含む必要があります。
バーコードには数種類ありますが、すべて同じ原則に従います。コードの種類がいくつか存在する理由は、ひとつには、「数値データのみ」や「数値とアルファベッ トの混合データ」など異なる要求に対応するためであり、また、同様の課題に対して複数のメーカーが開発・製造したことにもよります。ライブラリは一般の一 次元バーコードのほとんどに対応しています。これらのタイプのバーコードはたいていの消費財についているものと同様です。
異なる種類のバーコードはシンボロジーというバーコードの種類として分類・参照されます。
よく使われるシンボロジーのほとんどはISO標準やIEC標準に昇格しました。ISO標準として認可されていないバーコードの一部はAIM(http://www.aimglobal.org)をご参照ください。米国ではUniform Code Council (UCC)という機関がバーコードに使用される小売業界のコード発行を管理しています。
これらの標準は広範囲のバーコードをカバーしている一方、エンド・ユーザにはほとんどメリットはありません。バーコードを選択するとき、エンド・ユーザにとって最重要課題は次のようなことが考えられます。
一般的に、一次元バーコードはアルファベットや数値の文字列を最大20文字に暗号化します。
一次元バーコードの許容値はたいてい低いものです。バーが1本でも読めなくなると、バーコード全部が読み取り不可能にできなくなります。バーコードの種類に よってはチェック・ディジットを含んだものもありますが損傷データを再作成するには十分ではなく、データが編さんされていないかどうかを証明するのみです。それさえ、2つのエラーが偶然、本来エラーを示すはずのチェック・ディジットを正しい数字にしてしまう可能性もあります。
一次元バーコードの強度を上げるには通常、物理的にバーコードを大きくし、高さを持たせます。
一 次元バーコードは今でもレガシーとして広く使われていますが、新しいアプリケーションで一次元バーコードを使っているものはほとんどありません。上にあげ たような、強度や柔軟性に対する限界がその理由の一部です。新しいアプリケーションのほとんどはRFIDタグか二次元バーコードを使っています。データ許 容量と強度が遙かに優れているからです。