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3.1.4 日本語フォントを使用する

1.使用する日本語TrueTypeフォントをフォント用のディレクトリに格納します。

ここでは例として、独立行政法人 情報処理推進機構が提供しているIPAフォントを使用します。

http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/old/index.html

上記URLより「一般利用者向けIPAフォント使用許諾契約書」に同意の上、

・IPAfont00203.zip ( 15.3 MB)

をダウンロードして解凍してください。

生成されたfontsディレクトリの中にある、ipam.ttf、ipamp.ttf、ipag.ttf、ipagp.ttf を使用します。

この4つのフォントファイルを、用意したフォントディレクトリに移動してください。
ここでは例として、

/usr/share/fonts/ja/TrueType/

にフォントファイルを格納することにします。


2. jpg-confing.inc.php 40行目付近にある以下の文章のコメントアウトを外します。

// DEFINE("MBTTF_DIR","/usr/share/fonts/ja/TrueType/");

DEFINE("MBTTF_DIR","/usr/share/fonts/ja/TrueType/");


3.先ほどの定義文の2番目のパラメーターに、フォントを格納したディレクトリ名を指定します。

例)
DEFINE("MBTTF_DIR","/usr/share/fonts/ja/TrueType/");

4.jpg-config.inc.php 110行目付近で定義されている下記の定義文を修正します。

DEFINE('MINCHO_TTF_FONT','ipam.ttf');
DEFINE('PMINCHO_TTF_FONT','ipam.ttf');
DEFINE('GOTHIC_TTF_FONT','ipag.ttf');
DEFINE('PGOTHIC_TTF_FONT','ipagp.ttf');

これらの2番目のパラメーターを、それぞれ用意したフォントファイル名に変更します。
ここでは用意したIPAフォント名がすでに指定されているのでこのままで使用します。
日本語フォントはここで指定した4種類のみ使用できます。

以上の設定でJpGraphで日本語フォントを使用できるようになります。


フォントファミリーは上から順に、FF_MINCHO、FF_PMINCHO、FF_GOTHIC、FF_PGOTHICと設定されます。
例えば、タイトルに ipam.ttf を使用したい場合はJpGraphのソースコード内で以下のように設定します。

例)
$graph->title->SetFont(FF_PMINCHO);

日本語フォントでは「太字」、「斜体字」、「太斜体字」のスタイルを使用することはできません。

日本語フォントで文字のサイズを変更したいときは、フォントスタイルに FS_NORMAL を指定してください。

例)
$graph->title->SetFont(FF_MINCHO,FS_NORMAL,20);


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