単色の背景カラーではなく、任意のイメージ画像を背景に指定できます。指定できる形式は PNG、JPEG、あるいは GIF 形式で、インストール状況によって異なります。
GD に関する注意事項:GD 2.x を使う場合は、USE_TRUECOLOR オプションを true に設定する必要があります。これはデフォルトの動作です。この設定を行わないと、画像が黒一色で塗りつぶされてしまいます。
特定のイメージを背景に使用する場合は、Graph::SetBackgroundImage() メソッドを使用します。引数では、ファイル名とグラフへの配置方法、画像の形式 (JPG、PNG、GIF 形式の場合) を指定します。画像の形式が auto として指定された場合、ファイルの拡張子から適切な画像形式が判断されます。
当然、ファイル名は明白ですが、2 つ目の引数はそうでない場合があります。2 番目の引数は、ファイルにあるイメージをグラフにコピーする方法を指定しています。以下の 4 種類の値を指定できます。
背景イメージを、透かしとして使用したい方もいるでしょう。透かしに利用するには、元々のイメージを取得して、そのコントラストや明るさを下げる必要があります。最終的に背景画像として使用する修正した画像を保存します。
JpGraph では、Graph::AdjBackgroundImage() メソッドを使うことで自動的に透かしを作成できます。このメソッドは、画像の彩度と明るさ、コントラストを調節するものです。
$graph->AdjBackgroundImage(...)
グラフに侵入しすぎるイメージを回避する "ウォターカラー" 効果の遂行。