ここでは、ガント チャートの作成例と、作成がいかに簡単かということを説明したいと思います。それでは、最もシンプルなガント チャートを作成してみましょう。このガントチャートには、“2001-11-01”から“2002-02-20”までの“Project”という名前のアクティビティを1つだけ登録します。
これを表示するコードは以下のとおりです。(すべてデフォルト値を使用しています)
<?php
include ("../jpgraph.php");
include ("../jpgraph_radar.php");
// 自動的にサイズを設定する新しいグラフ
$graph = new GanttGraph(0,0,"auto");
// 0行目の新しいアクティビティ
$activity = new GanttBar(0,"Project","2001-12-21","2002-01-20");
$graph->Add($activity);
// グラフを表示
$graph->Stroke();
?>
下の図147はこの出力結果です。
上図の画像とコードに関して、いくつかの点に注意しましょう:
それでは、このグラフを少しだけ面白いものにしてみましょう。最初にタイトルを加え、次に月スケールを加え、最後にバーの色を変更してみましょう。
それらすべては以下のコードで実行できます。
<?php
include ("../jpgraph.php");
include ("../jpgraph_gantt.php");
$graph = new GanttGraph(0,0,"auto");
$graph->SetShadow();
// タイトルとサブタイトルを加える
$graph->title->Set("A nice main title");
$graph->title->SetFont(FF_ARIAL,FS_BOLD,12);
$graph->subtitle->Set("(Draft version)");
// 日、週、月のスケールを表示する
$graph->ShowHeaders(GANTT_HDAY | GANTT_HWEEK | GANTT_HMONTH);
// 週番号のかわりに、
// 週スケールで週の最初の日付けを表示する
$graph->scale->week->SetStyle(WEEKSTYLE_FIRSTDAY);
// 週スケールで週の最初の日付けを表示する
$graph->scale->week->SetFont(FF_FONT0);
// 週スケールフォントをデフォルトより小さくする
$graph->scale->month->SetStyle(MONTHSTYLE_SHORTNAMEYEAR2);
// 最初のアクティビティのバーを初期化する
// ($row,$title,$startdate,$enddate)
$activity?= new GanttBar(0,"Project","2001-12-21","2002-01-20");
// アクティビティを赤色の背景、黄色の斜線にする
$activity->SetPattern(BAND_RDIAG,"yellow");
$activity->SetFillColor("red");
// グラフにバーを加える
$graph->Add($activity);
// グラフを表示する
$graph->Stroke();
?>
上の例で、いくつかの注意点があります。
これらは全て簡単に設定することができます。以下の文を加え、月スケール内で西暦を4桁で表示し、ヘッダースタイルが紺色の背景に白字となるように設定してみましょう。
// 4桁の西暦と月の名前を
// 月スケール上に並べて表示させる
$graph->scale->month->SetStyle(MONTHSTYLE_SHORTNAMEYEAR4);
$graph->scale->month->SetTextColor("white");
$graph->scale->month->SetBackgroundColor("blue");
この出力結果は下図149のようになります。