一次元バーコードの作成はすべて、一律の手順に従います。
通常、基本バーコードを作成するには3行のコードしか必要としません。
例えば、次のスクリプトは、「CODE 39」というシンボロジーを使用し文字列「ABC123」を表す画像を暗号化したバーコードを作成するものです。
<?php
require_once('jpgraph_barcode.php');
$symbology = BarcodeFactory::Create (ENCODING_CODE39 );
$barcode = BackendFactory ::Create(BACKEND_IMAGE, $symbology);
$barcode ->Stroke('ABC123');
?>
作成されるバーコードは次のようになります。
このことかスクリプトから解るように、ライブラリへの基本インターフェースはシンボロジーによる暗号化とバックエンド出力という2つの理論上の「ファクト リー」を利用します。この設計はライブラリのエンド・ユーザーにとって、わかりやすい新しい出力フォーマットと新しいシンボロジーを追加することになります。
「CODE 128」というバーコードを使用してデータ文字列を暗号化する場合、最初の行だけを変更し、下記のように記述します。
<?php
require_once('jpgraph_barcode.php');
$symbology = BarcodeFactory::Create (ENCODING_CODE128 );
$barcode = BackendFactory ::Create(BACKEND_IMAGE, $symbology);
$barcode ->Stroke('ABC123');
?>
作成されるバーコードは次のようになります。
上の2つの例で見たように、記号定数を使うことにより、バックエンド画像とシンボロジーの両方を指定できます。ライブラリがサポートしているシンボロジーを指定する記号定数は下記のとおりです。