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等高線グラフを作成するためには、「jpgraph_contour.php」という拡張モジュールが必要となります。
注意:3.1以降のエンタープライズ版では「jpgraph_contourf.php」という拡張モジュールもあります。
「jpgraph_contourf.php」を使用すると、等高線グラフを作成するだけでなく、等高線グラフの中を塗りつぶす、
(塗りつ
ぶし)等高線グラフを作成することができます。エンタープライズ版では、データを手動で補間しなくとも、メッシュ・アルゴリズムが提供されているので、自動的に塗
りつぶしデータが補間されます。
例えば、三角形や四角形の補間メッシュが提供されます。
塗りつぶし等高線グラフに関しては
エンタープライズ版6章で説明します。
等高線プロットは、3次元の等高線を描画するのに使用します。
等高線プロットそのものは2次元のプロットであり、ありふれた地形図のように見えます。
等高線グラフの一つの例を図12で示します。
等高線グラフを作成するためには、「jpgraph_contour.php」という拡張モジュールが必要となります。
- 等高線グラフは基本的なグラフ・エリアとして、基本的なx-yクラス・グラフを使用します。
- 等高線グラフには、標準グラフが備えている全てのオプションが提供されています。
- 凡例は自動生成されます。
- 入力データは行列であり、配列ではありません。
次に、等高線プロットの体裁を調整するために使用する基本的な4つのパラメーターについて記載します。
- 1. 等高線の数
初期設定では10本の等高線が描画されます。
- 2. データ格子補間のレベル
すなわち、よりなめらかな等高線に見せるために、行列データにいくつかの中間点を設定することができます。
- 3. Y軸の反転
- 初期設定では、入力行列の最初の行が、y=0に対応します。
しかし、この場合、入力行列とプロットされた等高線が反転しています。
見た目の都合上、入力データ行列と、結果として表示されるグラフを同じ向きに表示させたい場合は、この機能を利用して入力データ行列の最終行をy=0に対応させることができます。
- 4.等高線の色
初期設定では、等高線の色は自然色スペクトル(青:等高線の低い点に対応、赤:等高線の高い点に対応)に指定されています。
等高線プロットでは、上述の方法に加え、基本的なグラフ・レイアウト変更によって、体裁を変更することもできます。例えば、タイトルの追加、色の調整、表示される軸のタイプの変更などができます。
等高線プロットのスケール(目盛)は、初期設定ではナチュラル・スケールになっています、
すなわち、点は(0..n)とみなされ、「n」は、対応する方向の、入力データ行列の各エントリに対応する点の数となります。
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