スケールヘッダーは、同時に4つまでの異なるスケールを表示させることが可能です。4つの基本的なスケールは、以下のとおりです。
SetScale() メソッドを使用することで、どのスケールを使うかを選択することができます。例えば、詳細なガント チャートに対しては、次のように指定して日や週の表示を選択できます。
$graph->ShowHeaders( GANTT_HWEEK | GANTT_DAY );
大きな画像を生成したい場合、次のように指定すれば年や月を表示させるのに十分なスペースを確保することができます。
$graph->ShowHeaders( GANTT_HWEEK | GANTT_DAY );
好みのスケールの組み合わせを自由に選択できますが、当然ながら1つのチャートは少なくとも1つのスケールを持っていなくてはいけません。
どの程度詳細なスケールを必要としているかを一旦決めたならば、次に、使用できる各スケールの詳細なレイアウト/フォーマットを以下のようにして調整します。
これらのスケールヘッダーは、すべて次のように graphインスタンスの 'scale' を使って指定します。
$graph->scale->week
あるいは
$graph->scale->day
. これらすべてのヘッダーは、次のプロパティを共有しています。
Show()
スケールを表示するかどうかを設定する
SetFont()
ヘッダ−内のテキストのフォントを設定する
SetFontColor()
ヘッダーのテキストの色を指定する
SetStyle()
使用する日付の形式を指定する。例えば、週スケールにおいては、週の数、週の開始の日付などを指定することができる。
SetBackgroundColor()
ヘッダーの背景色を指定する
SetFrameWeight()
スケール周りのボックスの線の太さを指定する
SetFrameColor()
フレームの線の色を指定する
SetTitleVertMargin()
タイトル文の上下の余白をパーセントで設定する
これらの関数に加えて、どのスケールもグリッドラインの表示方法を決定する「grid」プロパティを備えています。すなわち SetColor() 、SetWeight()、 SetStyle()、Show()といった通常のラインメソッドを用いてグリッドラインの表示を変更することができます。例えば、週のグリッドラインを赤色に設定するためには、次のように設定します。
$graph->scale->week->grid->SetColor("red");
これから記述するように、どのスケールにも特別なフォーマットが備えられています。